二刀流

私は15年国語の講師をしてまいりましたが、授業の改善は永遠のテーマで、生徒にとって良い授業を提供できたらと常に思っております。


今までは、発問や解説の言葉を洗練させるよう心がけてきました。

言葉の選択はとても大切で、投げかける言葉によって、生徒から返ってくる答えや、思考の深さ、モチベーションまで変わってきます。

一方で、言葉の重要性を引き続き意識しつつも、授業スタイルも徐々に変化させています。

最近の授業スタイル(「二刀流」と呼んでいます)は、教室内のホワイトボードを2枚使う授業です。

教室の前方に設置されたホワイトボードにプロジェクターで本文を映し、重要表現や解答根拠を書き込んでいきます。

これにより、生徒は文章の読み方、解き方を追体験でき、「実際の試験現場でもこんなふうに読解すればいいんだな」という再現性も得られます。

ただ書き込みが煩雑になると、論理展開の整理が徐々に難しくなってきます。

そこで2枚目のホワイトボードの登場です。

本文への書き込みがある程度進んだら、2枚目のホワイドボードに論理構成図を板書します。この図は要約を書く際の設計図にもなっており、結果、要約力も向上します。

「追体験」「再現性」「構成把握力」「要約力」

現代文の読解力を高める重要な要素が高倉の授業には詰まっています。

しかし現状に甘えることなく、まだまだ授業を良くしていきたいと思っています。

★★★体験授業は随時受け付けております★★★